2008年 09月 25日
+++『闇の子供たち』+++

もうすぐ第4回目の読書会です。
9月の課題図書は「闇の子供たち」梁石日(ヤン・ソギル)著。
映画化されたので話題再熱ですよね。
強烈過ぎて梁石日ファンでも途中で読むのを止めてしまうと言います。
たしかに!
小説ですから現実の10分の1程度の強烈さに押さえられているのでしょうが
キツいですね。虚構ではないのがわかります。
しかし、幼児売春から臓器売買につながるアタリでドラマが変わっていきます。
それこそ、柔らかくなる?
中だるみのような物足りない感を持ち始めたらラストに!
シーンは激しいけれど読み手にはしずかに考えさせるエンディングが待っていました。
全ては「貧困」が問題ですよね。
居場所は「ここ」なのか、「むこう」なのか!
自分ならどちらにするのか・・・・・・・・・私は気持ちが弱虫だから「むこう」になると思います。
by iwma501
| 2008-09-25 23:21
| BOOK