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++春日大社 練成会++

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平成22年1月31日日曜日。
私にとっては初詣になる奈良 春日大社に詣でました。
それも入山は年間200人と限定されている原始林の中にいらっしゃる神様にお招きをいただいてのお参りです。練成会は季節季節に開催されているのですが今回は特別中の超!特別でお願いした機会になります。主催者さんが順番に順番を踏んで実績に実績を重ねてくださった機会ですのでご案内にも(臨時)とありました。

雨の中、大先達さんの後を計38名が進みます。
先ずは水谷神社から始まり、人形の和紙に生年月日と名前を記し、身体をさすった後は長い息を3度吹きかけ願いを込めて川に流す儀式を行ないました。
長〜い息をかけながらの願いは「・・・・・」(内緒)

大宮に参っていよいよ本宮へと登ります。
そこは立ち入り禁止の区域で、山道すらない険しい斜面を登るというよりは這い上がります。
大先達の「さーんげ、さーんげー!」、 「ろっこーん、しょーじょー!」との言葉に合わせて杖を頼りに一列になり登っていきました。

さんげは「散華」。ろっこんしょうじょうは「六根清浄」。
さんげは懺悔にも通じるとのこと。五感と心を六根と言い、それらが清め改められることを願いながら登るために唱えるのだと言います。
神様に近づくにつれ、この言葉を唱えることで下界で溜まっている汚れをデトックスしていく効果があるのでしょう。

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この画像は一般の方は立ち入れない摂社本宮神社で
標高295mの御笠山浮雲峰にあります。
春日大社は奈良・平城京に遷都された710年(和銅3年)、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神(武甕槌命)を春日の御蓋山に遷して祀り、春日神と称したのに始まると言われています。
現在の本宮は後に建てられたものでつまり、ここが春日大社の始まりの地となるわけです。

この後、山の中を黙々と歩き続け、様々神様の元でお参りをさせていただきました。
鳴雷神社では参加者それぞれの祈願をしていただきました。
そして、雨も本降りになり、最後の3社はその麓でご挨拶を申し上げ、前進を断念。(私の脚ではそれ以上は無理でもあったのでいつもの「ギリギリOK」です)
その後は遠回りながらも歩きやすい道を行き、ゴールの若草山に到着。
雨に煙り、下界は靄でな〜んにも見えませんでしたが
「心眼にて見よ」とのお言葉をいただいたように思います。

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最後は神楽の奉納を済ませ、直会であたたかいお粥をいただきました。
美味しかったぁ。
右上にある土のとっくりには濁り酒が入っています。
お神酒が冷えた身体に染み渡りましたよ。

こんなにりっぱな初詣になって嬉しい限りです。
春日大社さんはシルクロードの終点と言われています。
ペルシャからインドを経て奈良。
トルコは何年も前に旅をしている私です。今年はその続きであるインドから奈良に、それも同じ1月中に訪れました。
なんと素晴らしいことでしょうか。
by iwma501 | 2010-01-31 23:44 | LIFE