++映画 ミラノ 愛に生きる++



久々に語りたくなる映画に出会いました。

2年程前に外国に在住している映画好きさん達が話題にしてた映画で
映画の質としてはとても高いのに日本で上映されるまで2年近くかかり、公開期間も短くてあっという間に終わってしまい、やっとDVDでみることが出来たのがこの「ミラノ 愛に生きる」です。

ストーリーはとても単純でありきたりというか、
外国では受けるけれど日本受けしない外国小説のようですが、
実は深い。
そして、撮影の技法が素晴らしいし、編集によるリズムが良いから
とても面白く最後までみてしまいます。

なにより主演の『フィクサー』でアカデミー助演女優賞をしたイギリス人女優、ティルダ・スウィントンが素晴らしいです。
最初と最後ではまるで別人に見えるほどの演技力です。
セリフはあまりないので表情、そして心理状態を演技で表現するってこういうことなんだと見せつけてくれます。
2度続けてみても飽きないし、みればみるほど彼女の演技力に圧倒されます。
ジル・サンダーのデザインするシンプルでエレガントな衣装もとても似合っていてザ・富裕層の雰囲気がよく伝わります。
特に食べるシーンが素晴らしい。食べるということ、それを作る人をそのお皿に感じることで心の扉が開いていくのです。人生までも変えるきっかけが食べた料理って凄くないですか!パンドラの箱が開くきっかけが料理ですよ。
そして、決して忘れることのないふるさとの記憶も料理に閉じ込めています。
邦題「ミラノ 愛に生きる」もよく表現されていますが原題の「I AM LOVE」がやはり強烈なメッセージを放っています。



ちなみに最初の映像が日本用の宣伝フィルムです。
これはこれで判りやすいけれど薄っぺらくてぜひ、外国版の宣伝フィルムをみてほしいです。こちらの方が監督のこだわりが伝わりやすいと思います。

by iwma501 | 2012-08-28 16:05 | LIFE