++夜中の大アドベンチャーハプニング++

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さぁ、次なるアドベンチャーはやはりオートリキシャ絡みです。
タージマハルを見た後、デリー経由でネパールに移動です。
案の定、アグラカント駅発の列車は3時間遅れで夜10時前に発車。
今度はボロボロだけど座席スタイルの列車で外国人観光客が何組かいる安堵感もあり、熟睡。

電車がガタンと大きな音を立てなのが合図で終着駅 サウスデリー駅!

全員、すごい勢いで降りていきます。ホームの様子はまるでインディジョーズの撮影でもしているような光景!
夜の寒さの中、毛布のようなケープをずっぽりかぶった大勢のインド人旅行者が階段を上っていきます。
右に行くのか、左にいくのか全く分からない私達!
とりあえず、人がたくさん流れる方へGO!

改札なんかないから‥‥‥

階段の先にはオートリキシャが湖サイズの範囲で客待ち!
時計は深夜2時過ぎ!
タクシーでないと空港近くのホテルには行けないのに、どうしよう!
風が吹き抜けるオートリキシャに頼るしかありません。
深夜料金だとか吹っかけられながらも一台に乗り込みました。
すっぱり頭から茶色い毛布ケープに身を包んだTHIS IS インド人という風貌のオッチャンドライバーは全速力で道路を走ります。

でも、なんか方向がおかしいっぃ。

反対方向に走っている!

時間は限りなくもう深夜3時!

空港へ行く道じゃない!

そのうち、速度を落とし出し、止まった!

どうもリキシャ営業所のようなところで、オッチャンは振り向きながらここで休憩すると言い出しました。タバコは俺が買うから降りろ!

見渡すと「オールドデリー駅」の字が見えた!

「オイこら!」といつも冷静で、MARIKOよりテンポがゆっくりで人はクールというMR.IWが怒った!

「僕たちは空港へ行ってくれといったのに、ここはオールドデリー駅じゃないか!」と。

「YES ,YES! 分かっているから休憩だ」とおっちゃん!

「なにを言ってるんだ!空港へいけ」とMR.IWは吠える。

「YES,YES」とおっちゃんは言いながらリキシャを降りていく。

そこへボスが登場!

ボスに吠えるMR.IW!!!

「じゃぁ、こっちのリキシャに乗り換えろ。連れていく」とボス!

「コンなところに連れてこられて、お前達の言うことなんか聞けるか」とMR.IW.

(彼のキャラを知っている神戸のサッカーメイトの皆さん達は、きっとここで大笑いだと思います。見えるでしょ!!MR.IWの剣幕が)

さらにMR.IWは何度も繰り返します。

「だから空港はどっちなんだ!」オッチャン達はあっちこっちを向く!方向分かってないし!
リキシャのオッチャン達がわんさか、身長179㌢のMR.IWを囲んでいるんだけどみんな、なぜか身長が低いのでガリバー旅行記のワンシーンみたいです。
それも夜中!
その輪はドンドン大きく膨らみます。
側に駐車されたバスのボディに大きな地図を広げて「僕はここにいた!サウスデリー駅。いまはココ!オールドデリー駅。何故だ!僕が行きたいのはこっち!空港だぞ。どうなってんだ!」
なんか、小学校の社会の授業みたいです。
そして、都合が悪くなるとみんな現地語で話し出すから
「英語を話せ」と一喝!でもみんなも負けてない!「ウニュウニュ」と口々にしゃべっている。

そのうちにエエオッチャンも何人か出てきた。
「おれがちゃんと空港へ連れていってやるから!」と自分のリキシャを出してきました。

MR.IWはただ興奮しているだけじゃなかったエラいところはすぐさま値段交渉に入ったところです。
「僕はコンなところにつれてこられたんだから250ルピーしか払えわないぞ」
嘘つきオッチャンがそこで復活!
「NO!NO! 400ルーピだったじゃないか」
なにを言っている!お前に発言の権利はないぞぉ。
こんこんと説教したら、さっきはタバコ休憩と言ったのに、リキシャの部品不具合と言うし。

そこにボス登場!
「わかった。このドライバーに250.こいつ(嘘つきオッチャン)に150払ってくれ。それで400だ」MR.IW!はここで完全に切れました。
「なにを言うっ!!!!!」「じゃぁ、 乗らない!」

そこに・・・・です。
どこからやってきたのか、ショーンコネリー似の身なりもいい英語をちゃんと話す紳士が登場してきた。どこから出てきたのか、その人は誰なのかは分からないけれど
あまりの騒ぎに近所の人が出てきたのかもしれません。相当な騒ぎになっていましたから。

「どうしたんだ?」

紳士はとてもいい声で言いました。

そして、「君の言っていることは正しい。250ルピー以上払う必要はない」

すべてはこれで落ち着きました。
紳士は元締めなんでしょうか。

無事にリキシャは走り出しました。

間違いなく、街を南下し、空港へ向かう高速へ入っていきました。
深夜、それも雪でも降りそうな凍てつく寒さの中を猛スピードです。
MR.IWのすごいところはその良い人ドライバーの肩を叩いて「お前には300ルピー払うから」と喜ばしました。
嬉しくなったドライバーはむっちゃ頑張って走ってくれました。
こんなことでも大きなことでもビジネス交渉とはこうやって行なわれるんだなぁと勉強したMARIKOです。
その時、すでに深夜4時を過ぎようとしている時間でした。

予約したホテルは道順がややこしそうなのでそこには行かないで空港近くのアメリカ資本のホテルに事情を話して交渉。
24時間営業のカフェで休んでいいと許可を貰い、この一杯の水を飲んだ時、あぁ、救われたと思いました。

そして、一連の出来事の数時間後、早朝発の飛行機に無事に乗り込み、太陽に輝くヒマラヤ山脈を臨んだ時にはどれだけ平和な気持ちになったことか!

VIVA インドです。

この日の格言は「捨てる神あれば、拾う神あり」

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by iwma501 | 2010-01-16 10:28 | LIFE